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生活 side結
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side結
あそこまで言われて、あんなに優しくされてしまったら、その優しさに少し、甘えてみたくもなってしまう
ダメだとは分かっていながらも、頷いてしまった。
そして、鈴との生活が始まった。
一緒に暮らし始めてはや、1週間。
俺の荷物も少しずつこちらに移動されていた。
まぁ、俺の荷物と言っても頑張れば1回で運べるくらいなのだけれど。
「お昼ご飯何にするー?」
「…いらない」
「どうして?具合悪い?」
と、突然首筋を触れられる。
「熱はないね。食欲ない?」
「…うん」
食欲がないというか、昼食なんて食べる時の方が珍しいし。
適当に返事をしてソファに横たわった
このソファは柔らかくて、いい匂いがするから何となく気に入っている
「んー。でも少しは食べよ?」
「俺は要らない」
そう言えば鈴は、んー。んー。と何か唸り始める
「……何」
「食べてくれなきゃ俺も食べない」
子供か。と心の中で思う
「…俺が食べれば食べるの」
「うん!」
起き上がれば、くらっと軽い目眩。
でも、一人で生活していた時よりも軽くはなっているから、鈴は凄いな。と思う
初めて食事をした時から思っていたけれど、鈴は色んなものを食べる。
量を食べるってよりはいろんな種類のものを食べていると思う。
だから、こんなに身長が高くて元気なのかもしれない
「結のはこれねー」
そう言って出されるのはたくさんの具材が入った温かいスープ
一緒に暮らすようになってから、鈴はよくこれを出してくれる。
毎回食べているけれど、毎回味が変わっているから全く飽きない。
そして、気を使ってくれているのか何なのか、柔らかくて、胃に刺激の少ないものが多かった。
それも、病院に行った時にこういうの食べてね。と説明される様なものばかりが入っている
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