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生活
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「結?やっぱり食欲ない?」
ついこの前のことを思い出していると、鈴に声をかけられてハッとする
鈴はもう昼食を食べ終わっていた
「あとひと口食べたら残していいよ」
どれなら食べられそう?と、スープの中の具材を見てくる
「にんじん?とか?」
「…うん」
にんじんにフォークをさせば、柔らかいので半分に割れてしまいそうになる
慎重に口に運べば、にんじんの味が口の中に広がった
「食べれたね。後は食べたい時に食べていいよ」
と、頬をつんつんとつつかれた。
にんじんを飲み込んで、息をつけば妙に眠くなってくる
昨日は夜の12時から2時間だけ眠れていた
その後はソファでごろごろとしていた。
途中、鈴が起きてきて、大丈夫ー?と声をかけてくれたのを覚えている
昨日のことを思い出しながらソファでうとうとしていると、体にふわっと柔らかいものがかけられた。
見れば鈴が薄い布団をかけてくれていた。
「寝るかなーと思って」
そう言うと、仕事をするのかパソコンをテーブルの上に出してカチャカチャと何かをうちはじめた
その手元を目で追っていたけど、だんだんと目が閉じていく
そのまま、息を吐けば意識が遠のいていった
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