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「離して」
「やーだ」
「暑い。」
「俺は寒い」
「寒い?風邪でも引いてるんじゃない」
態度は素っ気ないけど、寒いと言ったら振り払わなくなった手に、可愛さを感じずにはいられなかった
車に乗ると、結は疲れたのかシートに寄りかかって手で目を覆った
「ねぇ。これ使う?」
「なにそれ」
「サングラス。眩しい時たまにつけるんだよねー」
一応ブランドで買ったものだし、デザインも性能もそこそこ良いのではないか
「つけない」
「だめ。辛そうだからつけて」
半ば強引に結の頭を片手で固定してサングラスを付けさせた
「どう?ちょっと暗くなるでしょ」
「…うん」
表情は曇っているけど、取らないということは少しは楽になったのかもしれない
というか、薄い青色で、サイドに綺麗な模様の入ったサングラスは真っ白で綺麗な結には似合い過ぎていた
このままサングラスをつけた結の写真を大量に撮りたくなったけど、多分そんなことしたら怒るだろうしサングラスも外してしまうだろうからやめておいた
その代わり、よしよし。と可愛い頭を撫でた
「…っ、やめろ」
ふいっ。と頭をよけられてしまった
何だか可愛くて苦笑が零れる
「よし!しゅっぱーつ!」
無駄に気合を入れてから車を動かした
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