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外
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車に戻ると疲れたのか、落ち着かないのか、暑いのか、日差しが痛いのか。
どれかは分からないけれど、小さな声で『…んぅ』と唸りながら首を引っ掻き始めた
「どうした?」
その手を取り、結の表情を覗き込む
「…やぁ、」
嫌だと言って首を横に振る。
手が動かないからか、足をばたばたと動かす
「どうした?落ち着かない?」
車の冷房を強めにして、結の背中を擦る
あまり取り乱すようなところは見たことがなかったので、心配が募る
「大丈夫だよー」
抱きしめながら背中をさすって声を掛けていれば段々と落ち着きを取り戻してきた
「もう大丈夫?」
背中から手を離し、頭を撫でてから手を離した
結は疲れてしまったのか、あまり言葉に反応を見せなくなってしまった
このまま1人にするのは心配で、急ぎの用でもないので学校には行かず、そのまま家に戻った
「ただいまー」
誰に言うわけでもなく、自然とその言葉を口にする
結はというと、家に戻るとそのまま玄関に座りこもうとしたので抱っこをして靴を脱がせ、ソファの上に降ろした
すると、こちら側に背を向けて小さく蹲って動かなくなった
多分、疲れたのだろう。
今日は日差しが強かったし、久しぶりの外出だったし
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