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変化
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「結って、こういう雰囲気好きじゃないよね」
そう言って鈴は苦笑した。
言い返したいけれど、認めたら負けのような気もする。
「まぁ、無理はしないでね」
「してないし」
「ほんと?俺の目は誤魔化せないぞ!」
「…うるさ」
少し酷い言い方かとも思ったが、鈴は『わかりましたよー』と笑いながら部屋を出てくれた
布団から起き上がり、膝を抱えて座る
鈴が貼ってくれたものは冷たくて気持ちよかった
もう一度眠りにつくのもなんとなく気が進まず、ベッドに座り、じっとしていた
段々と日が沈んでいき、電気をつけていなかった部屋は暗くなっていく
だが、その暗さが丁度いい明るさに感じた。
「結、6時過ぎたけど夜ご飯食べようか」
部屋に入ってきた鈴にそう言われる
食欲はあまり無かったが、それは具合が悪いのを認めてしまうような気がしたのでベッドから降り、リビングに向かった
「食欲あるか分からなかったから一応ヨーグルトだけ出しておいた!夜ご飯、作ってはあるから食べられそうだったら言ってね」
鈴は何故、そこまでしくれるのだろうか。
テーブルの上に置いてあるヨーグルトはお皿に移されていて、中にはミカンや桃、バナナなどの果物が綺麗に切られて入っていた
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