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日常
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可愛くて、もっと言わせてみたい気持ちにもなったけれど結構動揺しているようなので落ち着かせるように、優しく頭を撫でた
一緒に生活をして結が少しずつ自分を見せてくれるようになってくると、俺が思っていたよりも照れ屋さんな様で最初とイメージが随分と変わっていた
「じゃあ、俺質問するね」
そーだなぁ。と結の様子を見ながら考える
「結は何してるときが一番楽しい?」
「…楽しい」
「楽なときとかでもいいよ」
「…薬、飲んでるときとか」
「落ち着く?」
楽しいや楽を聞かれてまさか薬と言われるとは思わなかったけれど、結にとってはそれが安心できる状況なのだろう
そう思ったらその答えを否定する気にはならなかった
「どれくらい飲んでるの?」
「…言いたくない」
「わかった。無理には聞かないよ」
安定剤。
抗うつ剤。
どちらにしても、不安な気持ちを消してくれるのと同時に楽しいとか嬉しいの起伏も消えてしまう。
薬を否定する気はないけれど、量は少しずつでも減らしていけるように不安な要素は取り除いてあげたいと思った
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