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日常
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そんな事を考えている間にも結は眠ってしまったようで、そっと抱き上げてベッドに移動した
「ゆっくり寝てね」
少し隈になってしまっている目元を撫でた
それから寝室を出て、想に電話をかけてみる
想とは未だに仲が良くて、たまに遊んだりもしていた
『…はい!環です!』
聞こえたのは想ではなく環ちゃんの声
元気よく環ちゃんが電話に出て、後から「出ちゃだめだよー」という想の声が聞こえた
『もしもし。鈴?』
電話は想の声に変わって、環ちゃんがなにか言っている声が聞こえた
「うん。急にごめんねー」
『大丈夫だけど、どうしたの?』
「実はさ」
そこから軽く前回の入院に至るまでの経緯と明日仕事だということを話した
結の事は話していたので、スムーズに話が進む
「それで、環ちゃんの調子良かったら結の事も見ててくれないかなって」
「もちろんいいよ」
「ほんと?ありがとー!」
「鈴には色々お世話になってるし。どうする?鈴の家に行く?それとも来る?」
「どっちの方がいいー?」
「環あんまり環境の変化に強くないから来てくれたほうが助かるかも」
「わかった!じゃあ行く!」
ありがとうね!と言って電話を切る
お礼に、明日の帰りはお菓子を買っていこうと決めた
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