アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
緊張と楽しみ
-
「…結、笑ったぁ」
笑ったと表現するには、大げさかもしれないけれど、優しい、楽しそうな表情だった
でもこれはやっぱり、笑ったというより表情が柔らかくなったくらい?かな?
少しわからなくなりながらも、結のさっきの表情は可愛くて余計俺の表情が緩んでしまうだけだった
「…わ、笑ってないし」
「可愛かった!」
「可愛くない」
顔を背けてしまった結を見て、それは照れ隠しかなと都合よく解釈をして頷いた
不意に、友達になれたかな?と関係ないことを思う
出会ってまだ1日も経っていないけれど、結とは友達になりたい。そう思った
こんな事は思うだけでも失礼なのかもしれないけれど、結とは何だか同じ気がした。
その、…虐待っていうか、思い出したくないことがある…そういう部分で結とは何となく分かり合えるような、気がした
とは言っても結の事は何も知らないし、もしそんな事無かったら本当に俺は失礼な人だけれど。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
103 / 427