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緊張と楽しみ
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それから3人で他愛もない話をしていると、あっという間に夕方になっていた
「鈴、そろそろ来るかな?」
言いながら、窓に張り付いて外を見た
「鈴にいい子にしてたよって教えてあげないと」
「…別にいい子にしてないし」
「そうなの?
ご飯も食べられたし、環と遊んでくれたし充分いい子だったよ」
想が優しく笑って結を見る
窓に張り付いていても、鈴は見えなかったので直ぐにソファに戻った
「結ってさ、なんでこんなに真っ白なの?」
今更感はあるけれど、ずっと気になっていた
「染めてるの?」
自分の髪と見比べながらそう聞く
「…染めてない。アルビノっていうやつなの」
「…あるびの?」
「何か知らないけど、生まれた時からずっと白い」
「どうして?」
「どうしてって…環も髪茶色でしょ。それと同じ」
妙に納得して、なるほど。と頷いた
それと同時にインターフォンがなって、突然のことに体がびくっ。と震えてしまう
「大丈夫だからね」
想はそう言うと優しく背中を撫でてくれた
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