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変化 side結
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side結
環と遊んだ日。
あの日から自分の変化に気付かずにはいられなかった
帰り際、環が言っていた『誰が入ってくるか分かんないのって苦手なんだよね』という言葉。
その感覚にはどこか覚えがあって、その感覚は、思い出したくない感覚だった
でもあの日を堺に少しずつ、でも確実に昔のことを思い出す回数が増えていた
ふとした時。
例えばお湯を沸かしていたり、テレビで怒鳴っている人を見たとき、他にも本当に何気ないことで身構えてしまうというか、体に力が入った
食事も睡眠も、前より嫌で、回数がかなり減った
「ゆーい」
名前を呼ばれ、視線だけを鈴に向ける
「どうした?調子悪い?」
調子は、別にいつも通りだと思う。
でも、ご飯は食べたくないし眠るのも嫌なのでソファに顔を埋めて首を横に振った
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