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朝 side環
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「おにぎりできたー」
「やったー!」
「小さく作ったけど、何個食べられるー?味は3種類あるよ」
「味、違うの?」
「梅干しと、鮭と、昆布。梅干しは食べたことない?」
「見たことはあるよ!」
「じゃあ最初に梅干し食べてみる?」
「うん!」
テーブルの前におにぎりを運ぶと、「これが梅干し」と一つとって渡してくれた
ひとくち食べても、まだ梅干しの姿は確認できない。
ご飯がふわっと柔らかくて温かい。
自然と笑顔になってしまって、想にくっついた。
「…ぁ、これ梅干し?」
少し赤いのが見えて聞く
「そう、これ。」
「…いただきます」
初めてのものに小声になって、一度あいさつしたのにもう一度梅干しに向かっていただきますを言ってしまう。
「…っ、ん」
「酸っぱい?でも一応甘口だよ」
「すっ、ぱぁ」
舌がきゅぅっと縮まる気がする
「ふふ、可愛い」
頬を摘まれた。
「梅干し好き?俺は割と好きだけど」
「…おいしぃ」
「思ってる?すごく酸っぱそう」
「ご飯と食べたら、美味しいよ!」
「分かってるね」
そう言うと嬉しそうに想も梅干しのおにぎりを食べた
「たくさん食べてね」
嬉しくて、楽しくて、美味しくて、何度も頷いた
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