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病院にて!
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「…っひ」
人とすれ違う度に体が反応してしまって、さっきから震えが止まらない
心臓がずっとうるさくて、こんなことになるならデスクでずっと待っていればよかったと今更ながらに後悔する。
それに、トイレで一度吐いてしまった為に体も怠かった。
想には会えないしさっきの場所への戻り方もわからない。
「も、…やだぁっ」
廊下の隅で蹲る。
どこ?…想はどこにいるの?
「っあ…ぅ」
口元を、必死に抑える
「…君っ、ねぇ、君。」
俺?
振り返れば知らないおじさんと目が合った
その人は病院服をきているから多分入院しているのだろう
でも、それどころではなかった。
想以外は怖くて頭を横に振って上がる呼吸を抑えようとする
「…っ、こわ、い…やだっ」
「大丈夫か?ちょっと待ってろ」
そう言うと何処かにその人は居なくなった
蹲って、想のことを考える。
どこ?今はどこにいるの?
病院、広くて分からないよ
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