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「ハーブティー飲む?」
「…いい」
「もう落とさないよー?絶対!」
「いい」
「すぐできるよ?」
「今は、何か…大丈夫」
「そう?俺も目覚めたし起きてるね」
膝の上にのせてテレビをつけた
テレビでは「太陽のしくみ」とかいう少し面白そうな番組をやっていた
「……鈴、」
「ん?」
「絵、描いてくれた?」
「…あ」
「ある?」
「ごめん、…描いてない…ほんとごめん!」
「…やっぱり描いてくれない」
拗ねたように膝の上から降りて、ぷい。と顔を背けられてしまう
その寂しそうな背中に一気に罪悪感が増した
以前点滴をしに行ったときの約束。
衝動で画用紙とペンを用意した
「…今から描くの?」
「うん、描く!」
何を描こうか。
紙を見ながら考える
顔をあげれば、結は嬉しそうに紙を見つめていた
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