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鈴がくれるもの
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それから記憶が確かなら、2度目の魚を食べた
前に食べたときよりも美味しい気がする
これは鮭という魚らしい
朝食を食べ終え、鈴と話していると日が沈んでから額を買いに行くことになった
それまで特に面白くもないテレビを流し見て夕方になるのを待つ
夏も終わりに近づいているのか、外に出ると風がひんやりと冷たくなっていた
「あそこのお店新しいんだよ」
「この道右に曲がると学校あるんだよ」
新しい情報を次々と教えてくれる
うまく反応ができなくて、全てを受け流すような感じになってしまう
本当はその話についてもっと詳しく聞きたいし、鈴の行っている学校も見てみたい
けれどそんなことは恥ずかしくて言えない
自分から何かを頼むのはハードルが高い
「ついた!」
鈴の嬉々とした声で顔を上げれば、大きな店が目の前にあった
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