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検証
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『まもなく列車が参ります。危ないですので…』
駅内で放送が流れ、ぼーっとそれを聞き流していると鈴に「改札渡ろ!」と手を引かれた
「俺の真似してね?」
そう言うと機械に先程買ったばかりの切符を近づける
ヒュッと切符が機械に吸い込まれ、無くなってしまう
あ、もったいない。せっかく買ったのに。
「それで、ここで取る!」
なくなったと思っていた切符は反対側に出てきていた様で鈴の手には切符があった
「できそう?」
「…できるし」
言われた通りその機械に切符を近づける
「そこじゃないよ!もうちょっと手前!」
「…あ」
「そう!それでこっちに歩いてきて」
切符が吸い込まれると鈴においでと呼ばれる
「はい、どーぞ」
改札を出ると切符をくれる
多分出てきていたのを取ってくれたんだ
「完璧だね!」
「うん」
褒められたことに少し嬉しいような恥ずかしいような気分になって早々に電車に乗った
「ここ座ってな?」
ちらほらと席は空いているが、どれも隣には知らない人が座っている状態だ
「…でも」
「前に立ってるから大丈夫!」
ほらほら!と椅子に座らされ、鈴は吊り革に掴まりながら「動物園楽しみだね」と話をふってくれた
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