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「……鈴」
「何話してたの?」
「いや、別に」
「…そう」
ふぅ。と息をついた鈴の横顔に一瞬心臓が跳ねる
「俺に言うこと、何もない?」
「……ない」
「うん、そっか。
わかった じゃあそろそろ帰ろうか」
立ち上がった鈴に付いていこうと立ち上がってふらつく
「大丈夫?」
頷けば「良かった」って優しく笑った
それからの帰り、あまり記憶が無かった
色々話しかけてくれたような気もするけれど、上手く反応ができなかった
ただ、気づいたら家についていて頭に冷えぴたが貼られていた
ソファに顔を埋めて大きく息を吐く
「大丈夫?顔色良くないよ」
「…大丈夫」
「そっか」
その寂し気な顔に目が離せなくなる
「どうしたの」
「いや、何でもない」
「…お風呂入ってくる」
「うん。夜ご飯はいる?」
「…いい」
「じゃあ明日の朝は食べようね」
少し元気のない鈴が気になるけれど、あまり強く聞くこともできなかった
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