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思い
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「優しくしてやればどこまでも生意気だな」
ベルトで硬く縛られ、手が使えなくなる
拘束系は全般苦手だった
体のどの部分であろうと、何があっても動けない。その事実が怖くて苦手だった
それは多分、昔俺を買った人にされた事が関係してるんだと思う
「挿れるよ」
「…はっ?!うそ、…ばか、なのっ…」
「俺に向かってばかは無いだろ、っ」
「…まって、無理…っひ、ケホッ、ゲホッ…」
痛みで呑み込んだ空気が変なところに入ってむせ返る
その間にも相手は止まらず視界がチカチカと変な色になった
それでも絶対に声は出してやらないと意地になって、歯を食いしばって目を強く瞑る
「…っ、きつ。マジでやってなかったの?」
もう痛くて痛くて力を抜こうとしても、少し動かれるだけで嫌でも力がこもってしまって呼吸もままならない
「シロ、俺も痛いんだけど」
「…っ、ごめ、なさっ」
俺の方が痛い。じゃあ抜け。言いたいことはいっぱいあるけど、それでこの人を刺激してしまったら何をされるかと思うと怖くて謝罪の言葉しか出てこない
ごめんなさいなんて、言うの嫌なのに。
「動いていい?」
「…勝手に、しろっ」
動いたら絶対裂ける。けどそれ以上にこの人を刺激するのが怖い
どうした俺。もう完全に受け身しか取れてない
「…ぁ、やっ、あぁっ……」
喘ぎと言うよりかは、もはや声が漏れているだけだし悲鳴に近かった
「シロ、血でてるみたいだよ?」
「…っ、あっそ」
「裂けちゃったみたい。どうする?縫ってあげようか?」
「…っそ、そのままで…いい、からっ」
この人ならやりかねないと思う。
怖くて痛くて苦しくて、体が馬鹿みたいに震え始める
「縫わなくていいの?痛くない?」
「痛く、ないからっ」
「そう?じゃあいいや」
その一言に心底安心する
後ろを縫われでもしたらそれこそもう痛くて座ることもできなさそうだ
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