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思い
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「…怒ってるの再開していい?」
体を離した鈴がそう聞いてくる
「……やだ」
自分が全部悪いし鈴が怒るのが嫌なんて言う資格がないのも分かってる
それに、今こうしてここにいていいってしてくれている時点で凄い事なんだって分かる
でも、それでもまた怖くなる鈴は嫌だ。
「嫌なの?」
「…うん」
「んー、嫌なの?」
困ったみたいに笑って俺を抱き上げると膝の上に乗せ、向かい合うみたいな体制になった
「じゃあ怖くはしない。
けど、なんで俺が怒ったか、そしてそれを踏まえた行動ができるようにならないと許してはあげないからね」
「……許してほしい」
ぎゅ。と手を握って俯く
「可愛く言ってもだーめ」
別に可愛く言ったつもりはないのに、鈴は何故か髪を撫でてきた
「まず、俺がなんで怒ってるかわかってる?」
「…分かんない…けど、その…そういう事を、したから…汚くて…」
「違う違う。もちろんそれも良くないことだけど、結はそれをしてる時どういう気持ちだった?」
「…何でもいいでしょ」
「よくない。そこをちゃんと認識してほしいの」
「…嫌」
「ゆーい。ほら、こっち見て」
「……んぅ」
顔をあげさせられて、目を逸らした
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