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仲良し
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「眠い?」
黄金色の瞳が閉じて、白い睫毛が目元を覆う
綺麗なその色に思わず手を伸ばすが、触れた瞬間に結の目は開いた
「…何」
「なんでもないよー。眠い?」
「…分かんない」
「とりあえずベッドに横になろっか!」
昨日から一睡もしていないだろうし、もしかすると昨日だけの話ではなくてしばらく眠っていないかもしれない
一緒に生活していくうちに少しずつ改善されていくと思っていたけれど、中々その効果は表れてくれなくて未だに結は不眠気味だ
ベッドに寝かせると、俺も横になった
その隙間にレスキューことレッサーパンダのぬいぐるみを置いてあげる
結を見れば毛布を顔半分くらいまで持ち上げて、やはり眠かったのか体の力が抜けていた
「おやすみー」
お腹のあたりを優しくぽんぽん。と撫でてあげれば今までで1番早く眠ってくれた
いびきどころか、寝息さえも聞こえないくらいの小さな音で呼吸をしている
「起きたらまた遊ぼうねー」
結とはやりたいことが沢山ある。
まずは、元気になってもらわないと。
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