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気持ち
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「結!!」
シチューを食べ終わって、まだかなまだかな。と想に迫っていたらインターフォンの音がして、玄関を開けたらずっと会いたかった結がいた
「こんにちは!」
「…こんにちは」
久しぶりに声聞いた。
相変わらず小さな声量で、でもとっても可愛い声。
「会いたかったよ!」
むぎゅ。と抱きついたら鈴が「俺も抱きつきたい!」といったら結が「鈴はだめ」って言った
きっと鈴にぎゅーってしてもらうのが一番嬉しいはずなのにどうしてだろう
玄関先でおしゃべりをしていたら想が中に入りなって言って、皆お家の中に入った。
「今日は何して遊ぶ?」
今日は鈴も一緒にいるみたいで、結も心なしか嬉しそう
「…ちょっと来て」
「わ!なになに!」
結に手を引かれてリビングから廊下に出た
「…どうしたの?」
そこで結はいつもより、更に更に小さな声で口を開いた
「……鈴、のこと…」
「うん」
「……好き、かもしれない」
そして、俯き加減に「俺はどうしたらいいの」って切羽詰まったように聞かれた
「鈴は優しいよね!俺も好き!」
「っ、…声でかい」
「わ、ごめん」
「そして、環の言ってる好きと違う
優しいから好きとかそういうんじゃなくて、何ていうか、ドキドキする方のやつって言うか…」
それって、恋!
俺が想に思ってる方の好きだ
「わぁ、結。結は鈴が好きなんだね!」
「だから声でかいって」
「あ、ごめん!」
結は顔を赤くしながら、鈴が好きだと教えてくれた
けれどその表情は何処か困ったような表情で頭に?が浮かぶ
どうしてそんなに苦しそうな表情をするんだろう
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