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気持ち
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「それでー、想がね」
鈴と一緒にいるとつい口が動いてしまう
面白かったことや、昨日のこと、いろんな事を膝の上に乗って話す
鈴は、うんうんって笑顔で聞いてくれる
楽しくてつい話し込んでしまったけれど、はっとして想を見た
ちょうど結が想に頭を撫でてもらっていた
「想!俺もー!」
「おいで」
すり寄れば大きな手が頭の上に乗った
気持ちよくて目を閉じる
「鈴、結が家に帰ったら話あるって」
「話?」
想と鈴の会話を聞く
頭を撫でてくれる手が気持ちよくてその感触を辿るように自分の手を重ねた
「うん、後は家に帰ったら聞いてあげて」
「わかった
結、どうしたの?大丈夫?」
「…うん」
「じゃあ、そろそろ帰ろうか
環ちゃんともたくさんお話できたし」
その言葉に目を開けた
「もう帰るの?」
時間はあっという間に過ぎていたようで、さっき来たばかりだと思っていたのにもう夕方になっていた
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