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気持ち
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「ホテル到着ー!!」
あれから観覧車を降りて、ふたりで歩いて鈴が予約していたという近くのホテルに来た
聞き上手な鈴に乗せられて夜景の何が好きかを話し続けてしまった
とは言っても、上手く説明はできないので短文で話していたわけだけれど、すごく共感してくれるし楽しそうに聞いてくれるから話下手とは分かっていながらもホテルに来るまで話し続けてしまった
「…すごい綺麗」
今まで俺の生活習慣的にホテルに来ることは多かったけれど、それでもこんなに綺麗なホテルは見たことがない
「あそこ座りたい」
ふわふわの椅子が目に入って思わず鈴の服を引っ張ってしまう
「ちょっとまって!直ぐチェックインしてくる!」
そう言って、たたたーっとカウンターの方に行ってしまったのでホテルのフロントを見渡した
床は黒色で、きれいに磨かれているからかライトが反射してきらきらと光っていた
しゃがんでそれに触ってみる
冷たくてつるつるしていた。
次に大理石のようなものでできている壁に触ってみる
これも冷たくてつるつるだ。
数舗歩いて廊下を曲がると小さなお店のようなところを見つけた
ここでは料理を作っているようで、何人かが椅子に座ってご飯を食べていた
「ゆーい。いないからびっくりちゃった。あの椅子座ろ!」
そう言って鈴が指したのは俺がさっき座りたいと言っていたふかふかの椅子だった
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