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俺の好きな人
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「…熱い」
お風呂が熱くて入れないらしい。
縁に座って足を入れたり抜いたりするのをお風呂の中から見ていた
「もう出る」
「わ、だめだよ!体冷えてるから風邪引いちゃう」
「だって熱い」
「入ってみたら気持ちいかもよ?」
「…熱いものは熱い」
結の足先は少し赤くなっていて首筋にも1筋の汗が流れていた
お風呂から出て桶にお湯を汲んでかけてあげる
「…っ、あつ」
「気持ちいいねー」
「熱い」
「んー、じゃあこっちおいで!」
このお風呂、実は温泉で疲労回復の効果があると聞いていたから結にも入ってほしかったのだけれど熱くて入れないというのなら仕方ない。
蛇口を撚ってでてくるお湯にもその効果はあるだろうし、桶に水とお湯をバランス良くためていく
「どー?熱くない?」
結の手を掴んで桶の中のお湯に触れさせる
「熱い」
「このくらい?」
水を足してもう一度問う
「うん」
「このくらいね!」
桶に入ったお湯を肩から流した
「どう?」
「…気持ちい」
「良かった!」
そう言うとぺたん。と床に座ってしまったのでそれを抱き上げて椅子に座らせる
この時間だからか、温泉に入っている人は本当に僅かで貸し切り状態のような感じだ
桶の中のお湯に触れて楽しそうにしている結。
なんでこんなに可愛いんだろう。
結が動くたびに揺れる可愛い髪の毛。せっかく一緒にお風呂に入っているわけだし、髪の毛洗わせて!と、そのさらさらの髪にシャンプーをつけた
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