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俺の好きな人
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「なんか」
「ん?」
「…膝がかくかくってなる」
「はっ…!ごめん!」
結が歩けなくなる可能性を全く考慮していなかった
「別に大丈夫」
「部屋戻ろっか?」
腰を擦りながら聞けば首を横に振った
「…部屋いるより、こっちの方が楽しそう」
「でも辛くない?」
「痛くないし。かくかくってなるだけ」
「じゃあ手、ちゃんと繋いでてね」
「うん」
小さな手が服の袖を掴んだので、その手をとって包んだ
「わ、曲がり角だ」
「どっち行く?」
「…右」
「また曲がり角だ!今度は左行ってみよう!」
そうこう言いながらホテル内を散策する
このホテルは部屋があるだけではなくて昨日行った和室の部屋や温泉、他にもカラオケやダーツなんかもあるらしい
結がダーツをやるのを想像してみる
きっとボードまでダーツが飛ばない気がする
届いたとしても落ちてしまう気がする。
そんな失礼なことを考えていたら結に「なにしてるの」と手を引っ張られた
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