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俺の好きな人
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「見て、眩しい」
目を細めた結の見る先には朝日があった。
窓から入ってくる朝日が床に反射してきらきらと光っている
結と遊園地に行った事も、体を重ねたことも、好きだと伝えたことも、もうあっという間に昨日の出来事になっていた
「朝だねぇ」
「…朝だよ」
くす。と小さく笑った結の髪を撫でる
今日はどんな日になるかな。
結にとって楽しいと思える日が1日でも増えていってくれれば良いなと心の底から思う
「もっと近く行ってみよっか!」
手を引いて窓の近くに呼ぶ
「…眩しい」
ぴと。と手のひらで両目を塞いでしまう
「ほら、綺麗だよ?」
目元に影を作ってあげたらそーっと手を離してくれた
それと同時に僅かに目が見開かれる
「…すごい」
「ね?綺麗だったでしょ?」
そう言ったら素直にこくりと頷いた
「…いいこと、あったね」
柔らかく口元を綻ばせた結が俺を見上げた
「ね!良いことあった」
笑い返せば嬉しそうにもう一度外の景色に目を向けた
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