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決めたこと
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ふにふにと頬に触れられたり、前髪を上げられたり。
されるがままになっていたらいつの間にか前髪を結ばれていた
「可愛いー」
額にちゅっと唇を落とされる
恥ずかしくて直ぐに手で隠した
「本当に全部真っ白だよね。綺麗」
「…綺麗、かな」
よく分からない。
鈴はたくさん綺麗や可愛いと言ってくれるけれど俺からしてみれば黒色の髪や瞳に肌の白い鈴の方がよっぽど綺麗でかっこいい
「っ、なにー?」
髪に触れてみれば驚いたのかぴんって背筋が伸びた
「鈴の髪は黒」
「似合ってるー?」
「似合ってる」
「ふふ、褒めてくれた」
『似合ってる』ただその一言だけで嬉しそうに表情を緩めた鈴が可愛い
「…あのさ」
「うん」
「……え、と」
やっぱりいい。そう言おうと思ったとき手を握られた
「最後まで話して?」
責めるでも急かすでもなく、ちゃんと聞きたいと、そう言ってくれているようだった
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