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決めたこと
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「…っ、ふ」
鈴の作ってくれたよるご飯をひとくち食べて戻しそうになる
味は美味しいのに、体が受け付けてくれないのだ。
胸を叩いて、息を吐くと何とか入っていってくれた
「あー、だめー…行っちゃだめだよー」
鈴が横で頭を抱えている。
「…行く」
「分かってる。…分かってるんだけどさ」
心配なんだよ。
独り言のように小さく響いた鈴の声に胸がきゅっと苦しくなった
鈴に嫌な思いをさせたくなくて、俺も鈴の為に変わりたくて。
なのに俺が勝手に思い立った行動のせいでまた困らせている
「…どうしたの?」
両手を取られて顔をのぞき込まれた
「心配事?」
よしよし。と抱きしめるように背中を撫でられた
「大丈夫だからね」
「…鈴」
ごめんなさい。心の中で謝った
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