アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
決めたこと
-
「ちゃんと掴まっててね」
本当は歩いて帰りたかったけれど、歩いていて途中で転んだり吐いてしまって迷惑をかけてしまうのはもっと嫌だったので、鈴におんぶしてもらうことにした
「ケーキ持っててくれる?」
「うん」
ケーキの入った袋を持ちながら、鈴の首筋に顔を埋めてみた
「ふふっ」
擽ったそうに笑った声が聞こえた
すりすり。と動いてみればまた笑って擽ったいと言われる
「もー、結ー!」
その反応が面白くて首筋にうめた顔が離せなくなっていた
しばらくすりすりと鈴にくっついていたけれど、だんだんと眠くなってきて鈴に捕まっていた手の力も弱くなってくる
それでもケーキは落とさないように、意識を必死に保ちながら手に力を込めていた
「そろそろつくよー」
「…うん」
眠い。
歩いているときの振動が心地よくて余計に眠くなってくる
「もう少しだよー」
「…すこし」
何でこんなに眠いのか分からないけれど、とにかく不思議なくらいに眠かった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
347 / 427