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鈴のために side結
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冷蔵庫を開ければ、フルーツケーキが綺麗にしまわれていた
「…何、つくろ」
そうは言っても、そもそもレパートリーなんて1つもない
玉ねぎ。
これは前回指を切ったからあまり使いたくない材料。
油も跳ねてきて熱いから使いたくない。
じゃあまずはお湯を沸かそう。
そう思い至って鍋に半分くらい水を入れると火にかけた
ぐつぐつと湧いてきたお湯をただ眺めながら、んー。と首を傾げる
作るなら、美味しいものを作りたい。
でも、全くわからない。
とりあえず冷蔵庫に入っていた肉をそーっと一枚だけお湯の中に入れてみた
色が変わって、いつも食べている色になる。
これならいけるかもしれない。
ぽとん。ぽとん。と一枚ずつ肉をお湯の中に入れていく
これは何というか、鍋みたいだ。
あ、じゃあ鍋を作ろう。
鈴が作ってくれたときのことを思い出しながら、必要であろう材料を冷蔵庫の中から取り出した
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