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「鈴。おかえり」
靴を脱いでそのままリビングに向かう
リビングでは父さんがお茶を飲みながらテレビを見ていた
「ただいま!
中々帰れなくてごめんね」
「気にしなくていい」
父さんは結を見て微かに目を見開く
弟達には写真を迫られて送ったことがあるけれど、父さんはケータイとかの機械系は疎いし、直接会いたいと言っていたので結がアルビノであることは知らなかったかもしれない
「……こ、っ、こんにちは」
勢い良く、深々と頭を下げてそしてその拍子にふらっと1、2歩前に出てしまった結を押さえる
「力抜いて!大丈夫だって」
ね?と笑顔で頭を撫でれば慌てたように父さんにプリンを差し出した
「……昨日……す……さい」
今度は声が小さすぎて聞き取れない。
思わず苦笑していると、父さんが椅子から立ち上がり結の前にしゃがんだ
「結くん。だったかな」
「……はい」
結の返事に満足そうに微笑む
「これは、私達にくれるのかい?」
「…昨日…鈴と、買いに行って…きました」
「そうか。ありがとう」
結の手からプリンを受け取ると、もう一度「ありがとう」と結を見つめた
それから荷物を置きに一度俺の部屋に向かった
もう一緒に住んでいないのに、部屋はそのままとっていてくれた。
ベッドの上に座ると結を隣に呼ぶ。
ちょこん。と座って部屋をきょろきょろと見渡した
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