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皆で「いただきます」と挨拶をする
こんなに大勢での食事も久しぶりで自然と嬉しくなる
今日は嬉しい事が多くてとても良い日だ。
何に手を付けていいか迷っている結に取り敢えず、煮物を少しだけよそってあげた
「食べられそうだったら色々食べてみてね!」
煮物は柔らかいし、味も濃くないだろうからきっと食べやすい。
「ありがと」
そう言って
ぱくっ。と煮物を口に含んだ
弟と妹を見れば、美味しそうに揚げられた唐揚げを幸せそうに頬張っていた
「どう?」
母さんが不安気に訪ねる
「すごい…美味しい」
「お口にあって良かった」
「…俺も作れるようになりたい」
「ふふ、もちろん。
後でぜーんぶ教えてあげるね」
結はきらきらした瞳で「…楽しみにしててね」と俺にしか聞こえない声で言ってくれた
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