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鈴の家
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鈴の膝の上でじっとしていると、昨日眠れなかったこともあってか段々と目が閉じてきた
「少し寝る?」
「……起きてる」
そうは言っても、覚めない眠気。
必死に目を閉じないように格闘し続けた
でも、気づいたらベッドの上だった。
いつの間にか眠ってしまったらしい
体を起こして辺りを見渡すと鈴の部屋だということに気づく。
けれど鈴の姿はない。
少しぼーっとする頭でベッドから降りると部屋を出た
「あ…起きたの?」
声をかけられて振り返れば、鈴の弟さんが立っていた
「…うん」
「少し話さない?…あ、嫌なら全然いいんだけど…」
「…話す」
弟さんと鈴はなんだか似ている気がする。
性格は違うけれど、心の中が温かい感じというか、そういうところが似ている気がして、できる事なら仲良くなりたかった
「部屋、…おいで?」
控えめに呼ばれて、そのまま部屋の中に入った
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