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緊張と楽しみ
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リビングに結を連れて戻ると、テーブルの上にジュースとお菓子が置かれていた
「お菓子!!」
テーブルに走りよれば、想にありがとね。と頭を撫でられた
「結、おいで」
想が結をテーブルに誘導する
結は何だかふらふらしていて転んでしまいそうなので手を繋いだ
「俺の隣座ってね!」
ここ!と座ってほしい場所を指せば、そこに座ってくれて嬉しくなる
「結はオレンジジュース好き?」
ジュースを渡しながら聞いてみる
「…うん」
「俺も好きー!」
オレンジジュースを飲むと、口の中に美味しい味が広がった
「ねーね!何する?」
パズルもあるし、塗り絵もある。
隠れん坊をしても想は怒らないけど、あればどきどきするからあまり好きじゃない。
「…環がしたいことする」
その答え方は想に似ていて、何だか嬉しくなる。
ふふ。と笑って抱きつけば、結は柔らかくて気持ちよかった
離れないでぎゅうぎゅうとくっついていても結は怒らない
「髪の毛触っていー?」
その、真っ白な髪に触ってみたい
こく。と頷いてくれたのを見てから髪に触れてみた
柔らかくて、さらさらしていて綺麗。
「気持ちぃ」
しばらく触っていると、想が結の肩をとんとん。と叩いた
結の髪はふわっと動いて、想の方を向く
「お昼ご飯食べられそう?」
想の一言に、結は固まってしまった
「無理には食べさせないけど、朝も食べてないって言ってたから」
困ったような表情の結を、よしよし。って撫でた
「…環は?」
小さな声で、そう聞かれる。
「俺、…んー」
「調子良さそうだし、環はお粥作るね」
「わかった!じゃあ、結も同じの食べよ?」
想のお粥は美味しいし、結も食べられると思う。
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