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変化
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院内につくと、待合室では風邪を引いたのかマスクを付けた人たちが多く座っていた
「ここに座ってて」
空いている席を指して、そう言えば素直にそこに座ってじっとしていてくれた
受け付けで話をすると直ぐに通してくれて、一番奥の部屋に案内された
「ここは初めて?」
俺の好きな、優しいここの先生。
結に笑いかけながら優しくそう問う
こく。と頷いた結に、医師が質問や触診を軽く行った
それからベッドに横にされて点滴を刺される
医師は、1時間じっとしててね。眠かったら寝ててもいいよ。と言い残すとそのまま部屋を出ていった
「痛くない?」
近くにより、頭を撫でながら聞けば「なんか入ってきてる感じする」と言って腕を軽く抑えた
「慣れるから大丈夫。」
針の部分に触れると、ずれてしまう事もあるのでそっと手を離させた
「少しは楽になるといいね」
結が横たわっているベッドの脇の椅子に座り、ぽんぽん。と優しく胸を叩いて、不安そうに見上げてくる結に「大丈ー夫」と言い続けた
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