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夢 side結
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side結
怒鳴られ、怒っている人が怖い顔をして近付いてくる
前までは耐えられていたのに何故か今は怖くて仕方なかった
柄にもなく思い切り抵抗して、でもその人は近づいてきて。
もう無理。やだ。そう思ったとき、包まれるような温かさを感じた
太陽の光に当たっているかのような、心地いい温かさ。
いつの間にかその怒っていた人は消えていて、俺もそのまま意識がなくなっていった
背中を、撫でられている気がする。
温かい温度に、安心してしまう。
もう一度、眠りたいかもしれない。
そこまで思ってはっとする
目を開けば鈴と目があった
一瞬、心臓が跳ねた。近い。
焦る俺とは裏腹に鈴は大切なものを見るみたいな目で優しくにこっと笑って、大切なものを触るようにそっと頭を撫でた。
…何でそんな大事なものみたいに。
俺なんて、そんなことされる価値もないのに。
「…何で抱っこされてんの」
嫌ではないけれど、この近さは少し…恥ずかしい
そんな、らしくないことを感じた。
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