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少しでも眠ってほしくてベッドに誘導したが、本人は一切眠る気はないらしい
とんとん。とテンポよく叩く
「なに?」
「落ち着くでしょー?」
「…うん」
それから結は絵を見たり天井を見たり。
中々目を閉じようとしない
「羊が1匹、2匹ーってやつやらない?」
「…ひつじ?」
「羊知らない?白くて毛がふわーってなってるやつ」
「有名なの?」
「…うーん、どうなんだろうね」
まぁ、羊は有名だろう。知名度もほぼ100%に近いと思う
けれどここで「みんな知っているよ」なんてわざわざ結を傷つけにいく必要はないと思う
今度一緒に見に行ってみようね。と笑顔で髪を撫でた
ぽんぽん。と、胸のあたりを叩いていたときは全く眠らなかったのに頭をなで続けていると目が閉じ始めた
可愛い。
何だか、俺が頭を撫でることで眠ってくれる姿が可愛くて仕方ない
しばらくすると、すーすーと小さな寝息が聞こえてきた
両手で大切そうに持った絵をそっと離させて、横のテーブルに置く
魘された時、直ぐに気づいてあげられるようにそっと抱き寄せると俺も眠りについた
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