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もぞもぞと腕の中で動く
「…ん?」
「ぁ、…起きた」
「おはよう」
そのままぎゅーっと抱きしめる
「おは、よ」
時刻は6時半。
あれから30分が経過していた
「…頭、変」
「痛い?」
よしよし。と優しく撫でる
「何か、重い…」
「久しぶりに寝たからかもね。気持ち悪くはない?」
「…うん」
「もう少し横になってな」
んー!と大きく伸びをしてからベッドを降りた
「朝食作るね。ゆっくりしてていいよー」
にこ。と笑いかけてから寝室を出た
キッチンに立つと、自然と笑顔になった
それは朝起きたときの結の顔色の良さが嬉しかったからだと思う
この調子なら朝食も食べることができるかもしれない
朝食は焼き魚と味噌汁、副菜でいいかな
味付けは少し薄めで、魚は柔らかく焼こう。
いつもより丁寧に朝食をつくった
「できたー」
ふっくらと炊けたご飯からはいい匂いがする
鮭はきれいに焼けているし、味噌汁も具材を多めに、栄養を考えてつくった
「結ー」
寝室の扉を開ければ、ちょこん。と床に座って昨日あげた絵を見ていた
気に入ってくれているようで何だかとても嬉しい
「朝ご飯食べられそう?」
「…うん」
立ち上がるのをそっと支える
座っていたから大丈夫だとは思うけれど、目眩を起こして倒れてしまうと可哀想なので後ろから少しだけ支えて歩いた
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