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鈴がくれるもの
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車を降りて、買い物をする。
外は暗かったけれど店内は眩しくて、目を細めて光を弱くした
「こっち!」
案内してくれている鈴についていきながら、無意識に服の裾を掴んでしまっていたことに気づき慌てて手を離す
それから白色の額を購入し、それをしっかりと持った。
帰ろうと元きたルートを確かめていると「服見に行かない?」と提案された
鈴はたくさん持っているし、今日着ているのもおしゃれだから要らないのではないかと思うけれど、鈴はおしゃれさんだからもっとたくさん欲しいのかもしれない
「俺のじゃなくて、結の!」
「…俺の?」
まさかの返答に頭が追いつかない
俺は服なんて何でもいいのに。
手を引かれて服がたくさん売っている店に入る。
大人な雰囲気の店内に少しだけ緊張する
店員さんが話しかけてくるのに対して鈴がとても上手に答える
どこにいても鈴はにこにこしていて、その笑顔が落ち着く
服の前に案内され、「いかがですか?」と一枚の服を体の前にあてられる
どうしていいか分からないし、変なことをしてしまうのも嫌なので鈴の影に隠れた
鈴の後ろは居心地がよかった。
その位置から店内を見渡してみたり、店の外の通行人を見たりしていた。
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