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帰り
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「疲れてない?」
お客さんが来たからってずっとはしゃいでいて、疲れないのだろうか
今は大丈夫だと思うけれど、こういうテンションなのにいきなり嘔吐してしまったり酷く疲れていたりするときが少なく無いので注意して見る
けど、1回寝ているし大丈夫かな?
顔色も悪くないし。
「大丈夫!なんか元気!」
そう言って、むきっと筋肉を見せるように腕をあげた
もちろん筋肉なんてついていないし、細い。
それでも元気なことは伝わってきて安心した
「元気なら俺と遊ぼう?」
「想と?」
「うん」
「遊ぶー!!」
きらきらと瞳が輝く
俺と遊ぶだけでそんなに喜んでくれるのは俺も嬉しい
「何しよっか!!」
るんるん気分の環はそう言いながらぬいぐるみや塗り絵を持ってきてにこにこしている
遊ぶと言っても、環にちょっかいをだして遊びたかったのだけれど、本人は塗り絵とかがやりたいらしい
「なんでもいいよ」
とは言っても、環がやりたいことの方がやりたい
「じゃあ……塗り絵、がいい…だめ?」
いきなり不安気に問われた
自分からの提案はまだ少し苦手が残っている
「もちろんいいよ」
笑顔で答えれば嬉しそうに色鉛筆を握った
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