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あまり冷たくなりすぎないように気を遣ってくれているのか位置を少しずつ動かしながら冷やしてくれる
なんでこんなに優しいんだろう
足に巻かれた包帯を見ながら膝に顔を埋めた
「何かあったの?」
それは、こんなに部屋を散らかしてしまった事に関しての問だと思う
「…別に」
「ほんとー?」
「本当」
「でも結いつもと違う」
「勘違いじゃないの」
「んー、勘違いじゃない気がする
何か悩みごと?」
いつもにこにこして騒いでいるのにこういうところは鋭い
悩みごとというか、鈴は何をしたら俺に呆れるのかという試み
「…何でもないから」
「そう?まぁ、深く聞くのも嫌かもしれないし追求はしないけど、限界来る前に相談してね?」
優しすぎるその言葉に、鈴の方を見るのに気が引けて膝に顔を埋めたまま、こく。と頷いた
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