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「あそこに座る」
「いいよー」
窓際の外が見えるところに座りたいとわがままを言ったつもりがなんの戸惑いもなく了承される
「やっぱりこっち」
「いいよー」
座る席を変更するというわがままも直ぐに了承される
席に座った鈴がメニュー表を開いた
「何がいいー?」
「要らない」
「それはだーめ。少しでも何か食べよ?これから動物と遊ぶんでしょ?」
「…うん」
メニュー表を少し見る
「一番少ないのがいい」
見てもよくわからない。
特に食べたいものも、食べたくないものもないのでそう返事をした
「量は言えば少なくしてもらえるよ!ほら、一緒に選ぼ?」
目の前にメニュー表が置かれ、渋々それをちゃんと見た
流しながらメニュー表を見ていると、あるものが目に止まる
これはわがままになるかもしれない。
「鈴、これ飲んで」
「ブラックコーヒー?」
「うん」
これは凄く苦いやつだ。
これを飲んでと頼むのは多分わがままになる
「結好きなの?」
「…え?」
「ブラック美味しいよねー。結の分も頼む?」
…え?
俺の分の頼まれちゃうの?
「他は何にする?これとか美味しそうだよー」
「…じゃあそれ」
「おっけー!ちょっと頼んでくる!」
頭の中がブラックコーヒーでいっぱいになる
俺、飲めない。
でも自分から言い出したことだし飲まないといけなくて、でもコップ一杯分は多い
以前ホテルで飲んだことがあるけれど苦くて、びっくりした
もう飲まないって思っていたのにまさかここで飲むことになるとは思わなかった
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