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「次あっち行きたい!」
しばらくレッサーパンダを見ていたようで「次行こう」と言われた
「まだ見る」
同じ動きしかしないというのは分かっていてもレッサーパンダから目が離せない
ずっとここに居ろと言われても何の苦もなく居られる気がする
「レッサーパンダ好きになっちゃった?」
「分かんない」
「絶対好きでしょ!」
そんなことを言いながらも、鈴は笑って一緒にレッサーパンダを見てくれた
「ねぇ」
「んー?」
「あそこの草に隠れてるのいる」
「どこー?」
「右の方の草」
「あ!ほんとだ!」
「何してるの?」
「寝てるのかな?近く行ってみる?」
「いいの?」
「もちろん!」
近くによってレッサーパンダを見る
近くで見るとまたふわふわとした感じが更に伝わってくる
「寝てる!可愛い!」
「…起きちゃう」
静かにして。と口を塞ぐが、遅かったらしくレッサーパンダは起きてしまった
「ごめんね」
起きてしまったレッサーパンダに向かって鈴が謝る
そのまま何処かに行ってしまうかと思ったけれどそのレッサーパンダはこちら側に近寄ってきてくれて目が合う
「…ぇ、?」
「結のこと見てるー」
「…なに」
「ほら、挨拶!」
「ぁ、…こんにちは」
「結かわいー」
「…っ、もう他のところ行く」
目が合ったくらいで動揺して挨拶までして…恥ずかしい
鈴の胸を軽く叩いてレッサーパンダから離れた
「あっち行こ!ほら、でっかい檻があるよ!」
直ぐに後ろから追いかけてきた鈴にあっという間に追い付かれ、手を引かれて、大きな檻のある方へ向かった
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