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仲良し
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「…けほっ」
「あ」
薬が喉を通らないらしく、水ばかりが喉を通過していく
苦しそな咳と共に薬が一錠、口の中からぽろ。と落ちてしまった
「苦しい?」
多めによそった水も既に2杯目。
それなのに薬はまだ一錠しか飲めていない
苦手なんだろうなぁ。
「…も、要らない」
「あの、さ」
「…なに」
量が減らないからか、結はご機嫌斜めだ。
「飲ませてあげてもいい?あ、嫌ならいいんだけどさ!」
こっちが余裕を見せていないと結はきっと不安になってしまうのに情けなくあたふたしてしまう
「どういうこと?」
「口移し、だよ」
「…苦しくなる?」
「しない!」
苦しくなるならないじゃなくて、させない。
幸い錠剤は大きくないし、残りのこの4錠はコップ一杯で足りるように飲ませられる自信がある
結が飲む薬のことなら俺に任せてくれていい。
量だって、タイミングだって、飲ませ方だって。
病院の人より上手に結に与えてあげられる
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