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気持ち
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「環」
ぼーっとテレビを見ていると隣に座って話しかけられた
「なーに?」
「朝ご飯食べられそう?量は少なめにするけど」
「……んー」
「残しちゃってもいいから」
「…うん」
食べる。と想を見れば俺の大好きな柔らかい笑顔で、いい子。って言ってくれた
それが嬉しくて、自然と笑顔が移ってしまう
「ご飯、作るの手伝う!」
「危ないからいいよ」
「…だめ?」
「…じゃあ、少しだけ手伝ってもらおうかな」
「うん!」
「その前に」
「?」
「目眩は収まった?」
「少しなってるけど大丈夫!手伝える!」
「じゃあ、もう少したったら作ろうか」
「うん」
俺の目眩のことなんて気にしなくていいのに、想はいつもそうやって優しくしてくれる
「何作るの?」
ソファに座った想の膝の上に乗りながら聞く
「んー、何がいい?」
「…シチュー?」
「朝から?いいけど」
暖かいもんね。と俺の冷えた手先を大きな手で包んでくれた
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