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気持ち
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「大丈夫かー?」
少し笑いを含んだ声で聞かれる
「お化け屋敷でたよー」
その声でやっと目を開けた
「……降りる。」
小さく呟けば優しくそっと降ろしてくれた
「もう行かないから。ごめんね」
「鈴怖くないって言った。楽しいって言ったのに」
「ごめんって!」
ふいっと顔を背ける
「許してー!」
「…許してほしい?」
「うん!」
「じゃあもう一回観覧車乗ってくれたら許す」
「ふふ、いいよ。乗ろ!」
さっき見た景色が忘れられなくて、実はもう一回乗りたいと思っていた
少し卑怯かとも思ったけれど、もう一回乗れることになったから嬉しい
「…次は、写真とか撮りたい」
「夜景の?」
「うん」
「せっかくだから夜景を背景に一緒に撮ろうよ!」
「鈴と?」
「うん俺と!いいー?」
「うん」
鈴とふたりで写真。
写真とかあまり撮らないけど大丈夫かな
緊張してきた。
目とか瞑らないようにちゃんと開けてないと。笑顔も作れるかな。
ふたりで話しながらまた観覧車の列に並ぶ
観覧車はずっと人気なようでたくさんの人が並んでいた
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