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俺の好きな人
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するりと浴衣の隙間から手を入れる
そしてその手をそのまま、結の脇腹の火傷の痕にあてた
「…全部、ちゃんと見せてね
大好きだよ」
案の定体を震わせた結は、触らないでと言うように俺の腕を押し返してきたけれど、ゆっくりそう呟けばその手を恐る恐るといった感じで離してくれた
前髪を上げて額にキスをする
「脱がせてもいい?」
「…っ、聞くな」
「脱がせるね。怖いことはしないから」
もう一度キスをしてからその帯に手を掛けた
いとも簡単に結の身体を包んでいた浴衣はなくなる
恥ずかしいのか足を固く閉じて腕で顔を隠していた
「大好きだよ。大切にするからね
ずっと、大切にする」
大好き。何度もそう繰り返しながら大切な恋人の体にキスを落としていく
「顔見せて」
やっと腕を避けてくれた結は顔を真っ赤にして目から涙がぽろぽろと溢れさせていた
「怖かった?」
「…恥ずかし、いっ」
「結は照れ屋さんだもんね。
でも、すごく綺麗だよ」
本当に、すごく綺麗。
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