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俺の好きな人
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こく。とお茶を飲んで小さく息をつく
「おいしー?」
「…うん」
「よかった!」
結の前にはお茶が入ったコップと、おにぎりが1個置かれている
このおにぎりは厨房の人が何故か結にサービスと言ってくれたものだ
一応このレストランコーナーではメニューを注文して作ってもらう形式で、おにぎり1個というメニューは無いが何故か作ってくれたのだ
「…あ、なんか入ってる」
少しずつおにぎりを食べていた結が顔を上げる
「何入ってたー?」
「魚?」
「鮭だ!」
どうやら中に鮭までいれてくれたらしい。
優しい気遣いに、厨房を見るとちょうど目が合ったのでぺこりと頭を下げてお礼をした
それから結はおにぎりを1個ちゃんと食べきり、椅子に座ってレストランの中を見渡していた
多分ここは夜バーになるんだろう。
グラスが綺麗に飾られているし棚にはワインがたくさん置いてある
結は不思議そうに逆さまに置かれたたくさんのグラスを見ていた
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