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機嫌取り
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「昨日のご飯まだある?」
「うどん?」
「うん!」
「少しだけあるよ。食べたい?」
「結に食べてもらう!」
そう言うのもきっと、昨日のうどんは環が作ったもの。
きっと食べてほしいのだろう
「じゃあ温めておこうね」
「うん!!」
わーい!と嬉しそうに膝から降りた思えばそのまま、かくんっ。と膝が折れて倒れそうになる
それを咄嗟に支えれば、環もびっくりしたのか口をぱくぱくさせていた
「大丈夫?」
「…かくんってなった」
「感覚はある?」
聞けばそーっと足を伸ばした
「うごく!」
「痛みは?」
「大丈夫だよ!」
「本当に?」
「うん!ほんと!」
心配だな
そっと床に降ろせばぎこちなく歩き始めた
後ろを支えながら歩くが段々と足取りがしっかりしてきて安心する
突然動いたから力が入らなかっただけかと思い至る
「結うどん好きかなぁ?」
「どうだろうね?」
ふふ。と笑えば「好きだといいね!」って何故か抱きつかれた
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