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決めたこと
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結局よるご飯はそれ以上食べられなくて鈴が食べてくれた
「俺も一緒にいるからね。」
玄関を出る際、頭を撫でながらそう言われた
その言葉が今の俺にとっては凄く安心できる言葉だった
鈴と手を繋ぎながらあの通りへ向かう
緊張していないと言えば全くの嘘だけど、鈴が隣りに居てくれることで落ち着いていられるのは事実だった
一人で歩いていたこの道も鈴と一緒ならまるで違う道に見えてしまうのだから不思議だ
「結はここを歩いてたんだね」
「…夜の11時頃に家を出る」
何の自慢にもならないのにあの頃の話を色々思い出して、それを話す
鈴は怒るでも拒否するでもなく、いつもと変わらない調子で話を聞いてくれていた
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