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授業参観
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鈴が黒板に一生懸命書いたであろう説明は図が多くて見やすかった
説明を聞きながらテーブルの班の人たちと一緒に実験をする
実験はアルカリ性と酸性を混ぜて、中和させるというもの。
簡単そうに見えて、意外と難しいらしい。
この実験が終わったら鈴がアルカリ性と酸性の特性についてそれぞれ説明すると言っていた
「やってみる?」
私達やったことあるしいいよ。と制服を着た人たちが薬品を渡してくれた
「…いいの?」
俺は生徒じゃないし、上手にできる自信もない。
「いいよ!失敗しても爆発とかしないし」
「…ありがと」
鈴が説明をしているときから楽しそうだと思っていたので、やっていいよ。と言われると内心嬉しくて受け取らずにはいられなかった
「ねーね、誰の兄弟なの?」
そう身を乗り出して聞かれる
「……鈴の、知り合い」
「鈴?…えっ、神埼先生!?」
ガタッと椅子を引いて勢い良く身を乗り出して聞かれた
「…っ、うん」
「はいはーい、お喋りおわり。
実験失敗しちゃうよ?」
みんなのテーブルを回りながら様子を見ていたはずなのにいつの間にか隣にいた
「ほら、手止まってる」
つんつん。と手に触れられて、自分がアルカリ性の薬品を持っていることを思い出した
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